幹 事 顛 末 記


6月下旬:

6月理事会の時に、早くから日取りと宿を決めれば、予定が立てられるので多く参加でき、さらに、なかなか参加しない者を幹事にすれば参加するようになる・・・という誰かの論理で、お鉢がこちらに廻って来る雰囲気だった。日取りは、フルタイムジョブの者は一日休むだけで、参加し易いように、10月9日の休日と翌日とされた。

「ガンジ巻きだ」と叫んだが、時すでに遅く、「カンジマキタ」と押し付けられた。3ヶ月以上も前の計画は早過ぎると思ったし、何の「カンジ」でも苦手で、憂鬱になった。ところが、「・・・を救う神あり」とはよく言ったもので、加藤さん、鈴木(高)さん、嶋田さんが、率先して幹事グループを形作り、直ぐに、宿は ・・・、ハイキングは ・・・と動き出したのには、驚いた。


7月下旬:

自分は何もせず、計画がすらすらとできたように思えた。会員全員からアンケートを取ろうというところまできた。宿は加藤さんが「四季倶楽部」の宿を先ず予約し、さらに選択肢を増やそうと、昨年好評だった土田さんのコネで宮城野の保養所を再度お願いし、幹事グループに土田さんを誘った。

計画案とアンケートを全員MLで出し、多くの参加を呼びかけた。


8月下旬:

定例会で、計画の概要とアンケート結果を説明した。鈴木さんが作成した幾つかのハイキングコースの高低図を、嶋田さんが説明した時に、「ホー凄いものを作ったね」と感心の声が上がった。


9月上旬:

土田さんが努力され、早めに宿の予約が確定したので、皆ホッとした。加藤さんが、下見までして予約していた宿はキャンセルという、贅沢にも宿予約バックアップ計画は成功した。


9月下旬:

旅行日もあっという間に近付き、「これを見れば、全てがわかる旅のガイド」“アクティブSITA親睦旅行案内(061004決定版)”を鈴木さんが中心で作成した。ほんとうに何もかも良く書かれているガイドでした。

往復の車手配と割当を、2日目のゴルフ組リーダーの平田さんが率先してやられ、「名誉幹事」と呼ばせていただいた。

宿での「イベント」として「ビンゴー」をやることにし、加藤さん、鈴木さん、嶋田さんが数時間以上をかけて景品の買出しに行った。


いよいよ旅に出て・・・

荒れ模様になるとの予報を覆して、快晴この上ない天気、そして愉快な仲間。宿も綺麗で、温泉も広々とし湯加減良く、ご馳走も美味しかった。夜の宿でのゲームや語らいも、喉が嗄れてしまうほどだった。

これだけ条件が揃うのは、誰のお蔭だろうと、フト考えた。そうだ、それは、我が親愛なるアクティブSITAのメンバーだ!


幹事の中で、最も何もしなかった者から言うのは変だが、素晴らしい幹事グループで計画できたことが、最高に嬉しかった。

巻田 記